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2020年10月17日土曜日

コロナウィルス発生地の中国で国内エアライン利用客が初めて前年を上回る実績を計上。他国から見れば複雑な気持ちになるのでは。


China’s ‘Big Three’ see full domestic traffic recovery in September

By Alfred Chua17 October 2020

https://www.flightglobal.com/airlines/chinas-big-three-see-full-domestic-traffic-recovery-in-september/140665.article



airbus 50 a350 air china

Source: Airbus.

中国国際の9月国内利用は778万人で対前年比で1.3%増だった。

 

国のエアライン大手三社はコロナウィルス流行後で初めて前年を上回る乗客数になった。


9月実績を発表した中国国際中国南方中国東方の各社で前年同期を上回る利用客が搭乗した。国内ASK、RPKともに対前年比増になった。国内路線はパンデミック前の状況に戻ったが、国際線需要は渡航制限のため依然として低水準だ。 


「ビッグスリー」が間もなく発表する9月30日締めの四半期財務実績は赤字の見込みで黒字基調に戻る予測に反する結果になりそうだ。


9月だけ見ると中国国際は国内線で778万名を運び、対前年比1.3%増だった。今年8月からは7%増となった。路線網全体では782万名で8月比較では6.9%増だが年間では16.6%減に終わった。


スターアライアンス加盟の同社国内ASKは年率5.6%増で、8月比較で4.6%増だった。一方RPKは年率0.1%増、8月比較では9.2%増だった。


中国南方航空国内線は1110万名年率2.5%増とまずまずの実績で8月から8%増となった。路線網全体で1120万名を運び、年率12%減となった。国内ASKは年率6.6%増、8月比較は6.3%増だった。


中国東方航空の9月実績は国内路線890万名、年率1.2%増、8月比で5.1%増だったが路線全体では900万名で対前年比14%減に終わった。スカイチーム加盟の同社は国内ASKの年間伸び率がビッグスリーで最高の8.5%になった。前月からのASK増加は2.5%だった。同月のRPKは年間8.5%増、月間比較でASKは7.6%増加した。


9月の旅客実績は中国国内移動の順調な回復を示しているが、そもそも中国が今回のウィルスの発生地であり、当局は大量発生の事実が判明し移動制限を課してきた。


中国系エアライン各社は10月初めのゴールデンウィークに1300万名の輸送実績を記録し、運航便数はパンデミック前水準に近づいた。■

2020年3月27日金曜日

アジア太平洋の各空港の収益減は総額239億ドルとの分析が出ています。


APAC airports could lose $23.9 billion revenue: trade association

By Cirium27 March 2020
国ウイルスによりアジア太平洋各地の空港は総額239億ドルの収入減との試算が国際空港協議会アジア太平洋支部から出た。中東地区では57億ドル減となり、ACIでは各国政府に空港支援を訴えている。▶ACIアジア太平洋支部には113会員の602空港が49カ国に分布しており、地域では中東地区とアジア太平洋地区にまたがる。▶流行が長引けば通年で15億人の旅客需要減になるという。▶第1四半期のアジア太平洋地区の収入減は56億ドルとなり、以前の予想の2倍に膨らんでいる。中東でも10億ドル減で、通年でこの2倍になるという。▶ACI世界本部は「通常通り」との予想を以前出し、アジア太平洋地区の各空港は第1四半期は124億ドルの収益を見込んでいた。▶ACIアジア太平洋の事務局長ステファーノ・バロンチは「最新予測では各空港に極めて厳しい状況」と語る。▶ACIによれば域内トップ12箇所のハブ空港で1月から実績がおちはじめ、3月第二週は平均80パーセント超の落ち込みだという。▶「今こそ航空業界の復帰力を後押しする救援策が必要で、雇用を守り、景気回復を待つべきだ」(バロンキ)▶ACIアジア太平洋支部が各国政府に求めているのはスロット使用条件の緩和であり、空港使用料の一時停止または先送り、空港収益の保全とともに財政支援をおこなうことで、特に地方空港が深刻という。▶「一部政府に対策の選択をまだ決意できていないところがある。ACIアジア太平洋支部は特定のエアラインを相手にするのではなく航空業界の誰もが息をつける救済策を強く求めたい」(バロンキ)■

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