【引き渡し実績】引き渡しの型式別ではまず、A350が112機でうち25機が大型の-1000型だった。A330が53機、A380は8機だった。長距離仕様が173機と年間最大規模になった。A330のうち41機はエンジン換装したA330neoだった。
一方、A320ファミリーの引き渡しは合計642機で、うち551機がA320neo各種だった。
A220は計画規模をうわまわり48機を引き渡した。
【受注実績】受注合計は1,131機にのぼった。また実質受注768機は前年の747機を上回った。
A330neoの実質受注合計は99機となり、通常型のA330は逆に10機の受注減となった。A350受注は正味32機増となった。
単通路機の受注ではA320ファミリーが654機、A220が63機になった。
【発注取り消し】
2019年末時点でA350で33機の発注取り消しがあり、すべて-900型だった。
このうち8機が香港エアラインズによる取り消しで同社の発注残は13機から5機になった。同社へは3機が引き渡し済み。
シナジーエアロスペースは10機発注だったが全機を取り消した。同社は傘下のオーシャンエア運行用に当初A350-800を10機発注していたが-900に変更していた。同社への引き渡しはまだない。
 A350-900ではその他名称不詳の数社むけ23機のうち15機が取り消しとなったとエアバスは発表している。■

今回の記事は以下を参照して作成しています。

Airbus achieves 768 net orders, 863 deliveries, for 2019