ラベル 定時運行性 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 定時運行性 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年3月31日日曜日

2019年度版 定時運行に優れたエアライン、エアポート番付が発表されました

CNNが今年度版の定時運行ベストエアライン、エアポートを伝えています。


調査機関OAGが定時運行記録から2019年版のエアライン、エアポートで世界最優秀成績を発表した。


OAGは2018年通年のフライト58百万回の分析からランキングを作成した。定時運行OTPの定義は定刻15分以内の離発着とした。


その結果、最優秀エアラインはコパエアラインズ(パナマ)で定時運行率89.79パーセントだった。なお、パナマシティは中規模空港で最優秀の定時運行を達成した。

エアライン部門の順位

1.コパエアラインズ (89.79%). (幹線運航エアラインでトップラテンアメリカでトップ).

2. エア・バルティック airBaltic (89.17%). (欧州トップ).
3. 香港航空 Hong Kong Airlines (88.11%). (アジア太平洋トップ).
4. ハワイアンエアラインズ Hawaiian Airlines (87.52%). (北米トップ).
5. バンコク・エアウェイズ Bangkok Airways (87.16%).
6. カンタス航空 Qantas Airways (85.65%).
7. LATAM Airlines Group (85.60%). (大手エアライントップ).
8. アズール Azul (85.21%). (LCCトップ).
9. カタールエアウェイズQatar Airways (85.17%). (中東トップ).
10. KLM (84.52%).
コパは昨年の最優秀エアライン、エアバルティックと交代した。
一番大きな躍進を遂げたのがバンコクエアウェイズで前年比10パーセントも定時運行性が向上した。LATAMエアラインズグループ(7位)、KLM(10位)もそれぞれランクを上げた。(前回はそれぞれ36位、30位)
日本航空は前回の4位が13位に後退。ヴエリングVuelingは7位から63位に大幅後退した。南アフリカのマンゴ Mangoはアフリカでトップの82.8パーセントの定時性を示した。


エアポート部門

OAGは年間2.5百万座席以上の運行実績がある世界各地のエアポートの実績も集めている。エアポートは規模で分類した。
四年連続でメガエアポート(30百万座席超)で最も定時性が高いのは日本の羽田 (85.62%)だった。
大規模エアポート(20-30百万座席)のトップはモスクワ・シュレメチョヴォ(87%)、大型エアポート(10-20百万座席)は大阪空港(88.22%)だった。
パナマシティは中規模エアポート(5-10百万座席)でトップで91.11%だった。
ベラルーシのミンスクナショナルエアポートが小規模(2.5-5百万座席)でトップで92.35%だった。


定時運行実績はOAG以外も集計している。
FlightGlobalは1月にFlightStatsデータから定時運行達成賞を発表し、エアラインを三部門にまとめた。国際(幹線、ネットワーク)、中堅(地域内幹線、ネットワーク)、格安運賃である。
両調査で定時性運航の定義は定刻15分以内の離発着だがFightGlobalではエアポート成績は定刻出発を基本とし、エアライン実績は定刻到着を基準とするため内容が異なる。
その結果、デルタエアラインズを世界最高実績のエアラインとしているがOAGでは第16位でカタールエアウェイズがネットワークエアラインでは世界最高としている。
LCC部門では両調査でアズールが最高としている。


OAGまとめではANAは11位に入っています。
エアポート(小規模)では鹿児島が11位、中規模で中部が7位、
大型では新千歳が7位、大規模では成田が13位に入っています。関西が見当たらないのですが。日本のエアポートの成績がいいですね

お知らせ

 2022年以降こちらでは新しい投稿はしておりません。引越し先は 「航空宇宙ビジネス短信T1(新)」です。 こちらへお越しください。 https://aviationspacebusiness-civilaviation.blogspot.com/ お待ちしております。