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2019年3月10日日曜日

エチオピア航空機墜落で737 MAXへの不安高まる ライオン・エア機事故との類似性は?

日曜日にびっくりさせられました。エチオピアで新造の737 MAX-8が離陸直後に墜落、157名全員が死亡とのニュースが入ってきたのです。
事故速報はターミナル4を御覧ください。業界では早速737 MAXへの不安が出ているようです。昨年のライオン・エアも納入して日が浅い機体の全損事故でしたね。Flight Globalが以下まとめています。










Ethiopian crash likely to aggravate unease over 737 Max

チオピア航空のボーイング737 Max 8が離陸直後に墜落したことで同型への不安が再び起こりそうだ。先に発生したライオン・エアでの同型機事故の調査は継続中だ。
エチオピア航空はMax 8を5機運用中で、今回の事故機 (ET-AVJ) は昨年11月に引き渡されたばかりだった。
ライオン・エアの事故機はジャカルタを離陸後12分で海面に墜落した。10月29日のことだった。
インドネシア調査団は事故原因を特定していないが、機体が離陸後2分で制御に問題が発生したことは判明しており、高度が保てず巡航高度に持っていこうとすると機首が自動的に下を向くトリム調整になったという。
飛行速度と高度の表示の異常が墜落3日前に見つかっていた事実も判明しており、機体の迎え角表示と実際の飛行状況が一致していなかった。
ボーイングはライオン・エア事故後に737 Maxを運行中の全社に手動操縦中に迎え角表示のエラーでピッチトリム制御で水平安定板が機首下げを引き起こし、乗員が手動でトリムカットアウトスイッチを入れないと解除されなくなると通告している。
ボーイングは迎え角表示のエラーに速度、高度の不一致も含め兆候が見つかる可能性に触れ機首下げにつながる安定板トリムの操作の重要性を強調している。
ボーイングは今回のエチオピア航空事故について情報を得ており、「状況を注視している」とコメントを出した。
エチオピア機ET302便はナイロビに向け3月10日離陸したがライオン・エア機と同様の問題に遭遇したのか不明だが、やはり離陸後の上昇段階で問題が発生しており、アディスアベバ空港07R滑走路離陸後6分で墜落している。
事故当時の現地天候は視界は問題なく不利な要因はなかった。
エチオピア航空は同型機を30機発注しており、昨年7月から引き渡しを受けている。同社は737-800、-700のほか737-800SF貨物型を運行中。■

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