シアナエアラインズは所有企業をまもなく変更する。ヒュンデ開発(HDC)とMirae Asset Daewooが中心の共同事業体が2.5兆ウォン(22億米ドル)で買収を決めた。
共同事業体はアシアナ株式の31%を保有するKumho工業持ち株を3228億ウォンで取得する。一株あたり4,700ウォンで合計68.69百万株の取得をめざす。
Asiana Airlines Airbus A350
Source: Airbus
またアシアナ傘下のAir Busan、Air Seoul、Kumho Resort、Asiana IDTの株式をアシアナに発行させるべく共同事業体が2.21兆ウォンを出資する。
出資の大部分はHDCによるものでアシアナ株式の61.5%取得を目指す。
共同事業体の目論見は4月までにアシアナを傘下に収めることだ。
HDC会長Chung Mong-gyuは「同社取得の手順をすぐにでも開始し、アシアナエアラインズの運行を安定させ、安全第一の運行体制にしたい」とし、アシアナに2.18兆ウォンの資金が入れば、他社に対し見劣りがする同社の財務状況が改善できるとする。
「航空業界というより運輸業界全体にも前向きな効果が出る一歩となる」とも述べている。