2019年5月19日日曜日

MRJ70の設計変更は米リージョナル機規制の継続を見込んでのものか

Mitsubishi MRJ70 redesign nicknamed 'The Concept'

三菱MRJ70は設計変更されニックネームは'The Concept'に

17 MAY, 2019
 SOURCE: FLIGHT DASHBOARD
 BY: TOM RISEN
 WASHINGTON DC
https://www.flightglobal.com/news/articles/mitsubishi-mrj70-redesign-nicknamed-the-concept-458279/

菱航空機はMRJ70を再設計しエアライン業界の座席数・機体重量制限に対応させる。同社幹部はこれを“The Concept”と呼んでいる。ただし米国でスコープクローズが変更されれば乗客数を増やす余地は残す。

同社幹部は同機の最新状況についてこのたび竣工したワシントン州レントンの新米本社で5月10日報道陣に語った。アレックス・ベラミーMRJ開発責任者はこれまでのMRJ70に代わる"The Concept"は「規制に準拠しつつ規制に制約されない」と語った。

「これまでの作業でMRJ70は改良された」とし「奇をてらった策は追求していない」とベラミーは発言。

業界関係者にはMRJ70を「MRJ76」と呼び同機の座席数に言及する向きがある。

同社は6月のパリ航空ショーに期待を寄せる。MRJ90は米連邦航空局や日本の航空局関係者を乗せテスト飛行に忙しい。

テスト飛行で機材は忙しい。三菱航空機は2019年はパリ航空ショーに出展するが飛行展示の予定はなく一機を地上展示するという。

同機は日本でYS-11ターボプロップにつぐ旅客機となる。 FlightGlobalは今年のパリ航空ショーでMRJ90の記事を配信する。■

コメント MRJ70でどこが変わったのかちっともわかりませんが、MRJは米国のスコープクローズによるリージョナル機規制の緩和を期待していたはずですが、まだ実現していません。各国に規制緩和を働きかける米国ですが紺屋の白袴というところでしょうか。航空ショーの折角の機会なのに飛行展示しないというのはどうでしょうか。実績がないからこそもっとアピールすべきでは。慎重さも三菱重工流なのでしょうか。

2019年5月1日水曜日

マレーシアエアラインズとJALが共同事業を両国規制当局に申請中


レーシアエアラインズ日本航空との共同事業提案の認可を規制当局に申請している。
マレーシア航空委員会からの公告によれば共同事業で両社は両国間路線で旅客便の運航スケジュール、機材、営業、売上見込で調整を進めるとある。
両社による申請では共同事業により「利用客とあわせ経済効果も大きくなり両社の路線網を活用する形で双方ともに営業効率も上がる」との見込みを提示していた。
ワンワールド加盟の両社に規制適用の除外が認められても、強力な競合関係が直接間接に「両社に影響を引き続き与える見込み」という。
Ciriumデータベースを見ると5月のマレーシアエアラインズは両国間路線で50,044座席を提供する予定になっており、トップを行くエアエイジアXの70,499座席に追随する形になっている。JALは11,904席のみの提供でライバルのANAの30,544席に遠く及ばない。
提案はマレーシア航空委員会、日本の国交省の認可を得る必要があり、認可がいつ下りるか不明だ。
マレーシア側は5月27日までの期限で提案内容へパブリックコメントを募集している。

JALも並行してハワイアンエアラインズ中国東方航空との路線共同事業の認可を待っている。■

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