FedEx invests $2bn in sustainable technologies
By Pilar Wolfsteller6 March 2021
https://www.flightglobal.com/strategy/fedex-invests-2bn-in-sustainable-technologies/142751.article
米貨物航空会社フェデックス(本社テネシー州メンフィス)は20億ドル超を投入しカーボンニュートラルでの運行を20年以内に同社の世界ネットワークで実現する。
3月3日、同社はこの目標達成のため三分野に注力すると発表した。車輛の電動化、代替燃料ならびに炭素隔離carbon sequestrationである。
Source: FedEx
FedEx invests $2 billion in sustainable technologies
「当社は気候変動への解決策として大胆なアクションを取る責任があります」と同社CEOフレデリック・スミスが語っている。「この目標のため長期に渡る取り組みとして社の運行全体で持続可能性の実現に取り組みます。同時に長期的投資によりフェデックスの見ならず業界全体の変革を実現していきます」
ゼロエミッションの電動トラックを集荷配達用に追加導入する他、イエール大の炭素隔離研究を支援し、代替ジェット燃料、機材近代化にも投資する。
同社は2040年までにカーボンニュートラル実現を狙い、2005年以来機材の排出ガスを24%削減していると発表。また、2012年以来の合計で54億リットルのジェット燃料消費を減らし、二酸化炭素排出は13.5百万トン減らした。
今年1月、ボーイングは100%「持続可能」燃料で飛ぶ機体を2030年までに完成させると発表し、業界全体で2050年までの削減目標に必須の機材となるとした。
航空宇宙業界全体としてもエアラインの排出量を2050年までに2005年実績の半分に削減する目標を掲げている。持続可能航空燃料(SAF)がこの目標達成には不可欠とされる。■