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2019年6月5日水曜日

三菱重工は赤字のCRJ事業をボンバルディアから買収して勝算があるのか

Bombardier in talks to sell its last commercial jet business to Mitsubishi ボンバルディアは三菱重工へ最後に残るジェット機事業売却を交渉中

The CRJ regional jet once produced the bulk of Bombardier’s revenue, but now it’s losing money CRJリージョナル機事業はボンバルディアの収益の大部分を稼いでいたが今は赤字事業

ボンバルディアは今年1月にCRJの売却含め「あらゆる戦略的選択肢」を模索中としていた。.Bombardier Inc
Bruce Einhorn
June 5, 2019
9:06 AM EDT
菱重工業ボンバルディアInc.のCRJリージョナルジェット事業の買収を狙っていることが判明した。
Air Currentが買収交渉の進行を報じたのを受け三菱重工は買収は決定事項ではないと声明文を発表した。Air Currentは6月17日より開催のパリ航空ショーで発表の可能性があると報じた。
ボンバルディアは三菱重工と交渉中と認め、合意形成にむけ同社トップが検討中とするが、成約の保証はできないと述べた。ボンバルディア(本社モントリオール)はリージョナル機で世界第二位の規模を誇る。
合意に至れば三菱重工はエンブラエルの民間機製造への最大の挑戦者となる。エンブラエルはボーイングに吸収される途中にあるが、三菱重工にはジェット機製造のトップグループにのぼりつめたいとの長年の願望が実現する。
三菱もMRJで独自にリージョナル機の製造をめざすがフライトテストの失敗や経費超過に長年苦しんでいる。昨年は米系エアラインが40機を一挙発注取り消しした。
リージョナル機材は小型のため乗客数もナローボディ機のボーイング737やエアバスSEのA320より少ない。CRJの最大型でも乗客数は100名をわずかに超える程度だ。
ボンバルディアの事業売却は同社に残る民間航空事業の整理となり一つの時代の終焉となるとAir Current は報じた。同社は不採算のCRJ事業の売却先を昨年以来模索していた。
CRJはかつてはボンバルディアの稼ぎ頭だったが、鉄道車両事業やビジネス機事業にその座を明け渡していた。世界各地でCRJはおよそ1,500機が稼働中だ。■

With assistance from Masatsugu Horie and Oliver Sachgau


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