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2019年11月24日日曜日

アリタリア経営再建に暗雲



アリタリア航空の再建が難航


Alitalia unions demand urgent resolution as bid deadline passes


22 NOVEMBER, 2019
 SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM
 BY: DAVID KAMINSKI-MORROW
 LONDON
https://www.flightglobal.com/news/articles/alitalia-unions-demand-urgent-resolution-as-bid-dead-462479/


イタリアの航空従業員組合が政府に対しアリタリア再建でしっかりした条件を求めている。苦境に立つフラッグキャリアーに買い手がついていないまま期日が過ぎた。

国営鉄道企業FSイタリアンとローマ空港の株主アトランティアからは11月21日の期限を前に両社の共同事業体によるアリタリア買収は実現の可能性がないと発表があった。

全国航空運輸労組連合FNTA(イタリアのパイロット、客室乗務員組合3個の集合体)によればFSイタリアンとアトランティアはその他の企業が手を挙げず今回の応札には参加しないことを決めたのだという。

同連合によればアリタリアでのストは「緊急を要す」とし、イタリア政府が「救済策の実施を保証し、『堅実かつ継続した』実施を行うことで『有効な再出発』を実現すべき」としている。
その他の組合にもFILT-CG、Uiltrasporti 、UGLのように政府にFSイタリアン主導の事業体との「膠着状態に終止符を打つ」よう求める動きもある。

各組合は共同声明でこのまま解決策が見つからずいたずらに期限を延ばしていく様子は見るに耐えられないとしている。「このまま何もできないままとアリタリアでさらに被害が増え、企業再建はおろか存続もあやうくなる」というのだ。

アリタリア経営陣にはコスト削減とともに機材削減を食い止める策が求められており、現有機材が路線運行を停止している。

各組合には12月13日に24時間ストの動きがあり、アリタリア再建で政府に「必要な策を取らせる」べく「じわじわと苦悩」を与え、航空輸送分野の改変と競争規制を求めるという。

予定通り労働ストを実施した場合、「納得できる解決策が生まれなくても、従業員の利益を守る方策は必要」と各組合は主張している。■

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