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2019年3月3日日曜日

トランプ金会談は決裂してもちゃっかり商機をヴィエトナムで掴んだボーイングの商魂


Boeing Signs $15.7 Billion Vietnam Orders on Trump's Visit

ボーイングがトランプ訪問時に157億ドル契約を受注

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2019年2月27日 14:05 JST Updated on 2019年2月27日 14:49 JST

Donald Trump and Vietnamese president Nguyen Phu Trong in Hanoi on Feb. 27.
Donald Trump and Vietnamese president Nguyen Phu Trong in Hanoi on Feb. 27. Photographer: Saul Loeb/AFP via Getty Images


ナルド・トランプ大統領が北朝鮮指導者金正恩との会談でハノイ訪問した際にヴィエトナムのバンブーエアウェイズヴィエトジェットエイビエーションJSCは合計110機の航空機購入契約をボーイングと交わした。
バンブーは787-9ドリームライナー10機を30億ドルで導入、ヴィエトジェットは737 Max100機で127億ドル相当とボーイングは発表。ヴィエトジェットの100機導入の意向は昨年ファーンボロ航空ショーで判明していた。契約はトランプ大統領、ヴィエトナムのグエン・フー・チョン大統領の臨席のもと調印された。
ヴィエトナムのエアライン各社は国民所得の増加と近隣諸国の経済成長の中で機材を拡充しており航空旅行初体験の利用者が増えている恩恵を受けている。アジア太平洋の航空需要は北米、欧州の合計を上回ると見られ、米国当局が先月ヴィエトナムの安全体制を認証したことから米国直行便開設が可能となり、米系エアラインとのコードシェアが始まる見込みだ。
安全認証取得ではボーイングが動き、国営ヴィエトナムエアラインズがロサンジェルス、サンフランシスコにノンストップ便の運行開始が可能とり、ボーイング777-8あるいはエアバスA350-1000で念願の路線開始となりそうだ。
ヴィエトナムエアラインズは737 Max100機導入を検討中で2020年から2030年にかけエアバス単通路機を更新する。同社CEOづォン・トリ・タインは米西海岸線用に長距離機も導入したいと取材で述べている。
バンブーは計25機のナロウボディ、ワイドボディ機を今年中に発注するとし、その筆頭が2月27日に決めたドリームライナー10機だ。同社も2020年初頭に米路線参入するとしており、シアトル、ロサンジェルス、サンフランシスコを想定する。
これとは別に、ジェネラル・エレクトリックはヴィエトジェットと同社発注の737 Max200機のエンジン整備で53億ドル契約を結んだ。■
— With assistance by Julie Johnsson

コメント バンブーとは今年から運行開始したような新興会社ですが大胆な整備計画ですね。機材が届いてから体制を整備すればよい、というのが経済活力のある各国経営者の考え方なのでしょうね。日本ではなかなか見られない態度です。

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