ラベル A321LR. A321XLR の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル A321LR. A321XLR の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年4月30日金曜日

A321LRでジェットブルーがロンドン線開設し、大西洋横断路線に参入する。新型機でビジネスモデルが変わる好例となるか。さらにA321XLRで新路線を開拓するのか。

  


ェットブルー・エアウェイズエアバスA321LRの一号機を受領し、今年後半に大西洋横断路線へ投入する。

 登録番号N4022Jとして同機はドイツ・ハンブルグで引き渡され、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に4月29日到着した。同社は今四半期に2機を受領する。


JB_LR_Delivery_Group

Source: JetBlue Airways

JetBlue takes delivery of its first A321LR on 29 April 2021

 

 「新型A321LRでジェットブルーは新時代を開きます。米国外へ長距離路線を開拓し真の意味のグローバルキャリアーとなります」とジェットブルーCEOロビン・ヘイズがあいさつした。「A321LRは当社にとって最適サイズであり、数々の賞に輝く当社のサービスと低運賃で米国をロンドンと結びます」

 同機にはジェットブルーのプレミアム区画ミントにフルフラットの24席がつく。エコノミーは114席仕様。エアバスのエアスペースキャビン意匠で快適さを照明の変化で実現し、荷物棚は拡大されている。単通路機で初の新仕様となった。

 同社はニューヨーク発ボストン経由でロンドン線を今年後半に立ち上げたいとするが、ロンドンで使用する空港は決まっていない。3月に英国のスロット調整部門からヒースロー空港に8月2日から10月末にかけ270スロットを割り振られている。

 CiriumフリートデータベースによればジェットブルーはA321を68機発注中で、うち13機を2019年にLR仕様、別の13機をXLR仕様に切り替えた。

 同機はプラット&ホイットニーのギアードターボファンエンジン二基を搭載し「ワイドボディ機並みの航続距離を単通路機の経済性で実現する」と同社は宣伝している。

 「LRでは機体中央部の追加燃料タンクで4千カイリの航続距離を実現し、燃料消費が3割向上し、騒音は旧世代機より5割近く減っています」という。


JB_LR_Delivery_Tail

Source: JetBlue Airways

JetBlue takes delivery of its first A321LR on 29 April 2021


4月19日、英規制当局はジェットブルーエアウェイズのにロンドン線開設を認可した。同社は2019年から申請していたが、コロナウィルス大流行で作業が遅れていた。

 ヘイズは今週初めの第1四半期業績報告の席で新路線を「まもなく」発表し、「今夏遅く」に運行開始すると述べた。同社ウェブサイトでまだロンドン便の予約はできない。

 2021年1月からの3カ月でジェットブルーは247百万ドルの赤字となり、前年同時期の268百万ドル赤字からは改善したものの、コロナウィルスの脅威は残っている。■


JetBlue takes delivery of its first A321LR | News | Flight Global

By Pilar Wolfsteller30 April 2021


お知らせ

 2022年以降こちらでは新しい投稿はしておりません。引越し先は 「航空宇宙ビジネス短信T1(新)」です。 こちらへお越しください。 https://aviationspacebusiness-civilaviation.blogspot.com/ お待ちしております。