2021年6月30日水曜日

ユナイテッドの大規模機材発注が明らかに。737 Max-10を200機、A321neo70機の合計270機。リージョナル機材も機材更新の対象へ。

 



Boeing 737 Max 10. (Image: Boeing)

 

ナイテッドエアラインズは6月29日ボーイング737 Maxを200機、エアバスA321neo を70機の発注を明らかにし、同社史上最大規模かつここ10年で単独企業では最大の発注規模となった。同社が掲げるユナイテッドネクスト計画では運航中のナローボディー機材に新内装意匠を全機に導入することとしており、今回の発注で同社は国内提供座席数は2026年までに3割近く増やす。


このうちボーイング受注分ではMaxで最大規模となる737 Max 10が150機、Max 8が50機の内訳となっている。これでユナイテッドのMax発注は380機になり、うち30機が引き渡し済みだ。Max 10のローンチカスタマーであるユナイテッドは2017年にMax 9の100機確定発注をMax 10に変えていた。今回の発注ではMaxの訓練用シミュレーターデータの一式も含まれる。


またエアバス向け発注は既存のA321XLR(50機)に加え、A321を全体で120機にするものとなる。エアバスは今回発注の機材ではアラバマ州モービルの米工場で「かなりの機数」を製造するとしている。



ユナイテッドのナローボディー機発注は全体で500機に上り、来年は40機、2023年に138機、その後2024年以降に350機が納入される。2023年では三日おきにナローボディー一機が引き渡される。


運用中の幹線用小型機は新型機に交代させ、200機ある単一クラス仕様リージョナル機を大型機に取り替える。これにより、全社での燃料効率は11パーセント向上しつつCO2排出は座席当たり17から20パーセント削減される。


今回の発注でユナイテッドはファーストクラスとプレミアムエコノミーの拡充を重視する。2026年目標で北米路線でのプレミアムクラスを毎便53席にし、2019年実績より75パーセント増やす。■


United Airlines Orders 270 Boeing and Airbus Narrowbodies

by Gregory Polek

 - June 29, 2021, 8:47 AM

https://www.ainonline.com/aviation-news/air-transport/2021-06-29/united-airlines-orders-270-boeing-and-airbus-narrowbodies


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