2019年6月11日火曜日

2019パリ航空ショーにボーイングはどう臨むつもりなのか。

How will Boeing approach the Paris air show?

ターミナル2と同時掲載します。

10 JUNE, 2019
 SOURCE: FLIGHT INTERNATIONAL
 BY: JON HEMMERDINGER
 BOSTON
https://www.flightglobal.com/news/articles/how-will-boeing-approach-the-paris-air-show-458252

像してもらいたい。737 Maxの墜落事故二件がなければ、346名死亡が発生していなければ、規制当局により運行停止措置が下りていなければボーイングは今年のパリ航空ショーに堂々と乗り込み737 Maxの成功を高らかに宣伝していたはずだ。
 現実は別だ。同社は会場で新型中規模機(NMA)の発表をする、あるいはワイドボディ機受注をとつけるかもしれないが、737 Maxの事故が全てに影をさしている。
 737 Maxの飛行再開時期をみんな知りたがっている。ボーイングはおそらく答えることができないだろう。各国の規制当局が決めることであり、ボーイングのソフトウェア変更内容を承認する必要がある。これだけ不確実さがある中でボーイングは今年の航空ショーにどう対応するのだろうか。
 「考え方は2つですね」とコンサルタント会社Airの航空宇宙部長マイケル・マールゾは言う。「ひとつは低姿勢を貫くことです」これで二件の墜落事故へ謙虚な姿勢を示せる。実際にボーイングは3月のエチオピア航空機事故以来この状態にある。
 もうひとつは前向きなビジネスの話にもっていくことで、サービス産業の成長性や軍事航空関係の好調な販売状況を取り上げることだとマールゾは言う。
同社の軍用機部門に良いニュースが多い。KC-46ではつまづいているが、2018年には大型案件が相次いで同社のものとなった。米空軍向けにはT-X351機を関連機材含め97億ドルで受注に成功しており、T-Xは1,000機規模の事業になるとみる向きもある。
 さらに海軍向けにはMQ-25A無人給油機をまず4機製造する契約を805百万ドルで受注し空軍にはMH-139ヘリコプター84機を24億ドルで納入する。
 ボーイングの2018年度実績では国防・宇宙、安全保障関連売上は13パーセント増で232億ドルになった。.
 他方で航空機関連サービス事業の拡大を積極的に進め、グローバルサービシズ部門として独立させている。CEOデニス・ムイレンバーグは一連のリストラ策が功を奏し10年以内に500億ドル企業をめざすという。
 同社は目標からまだ遠いがサービス関連事業は急成長しており、ソフトウェア企業ForeFlightや部品供給業者KLXの買収が一役買っている。またサフランとは補助動力をめぐり共同事業を立ち上げており、アーデント・エアロスペースとも機内シート事業を開始している。各社の買収によりボーイングのグローバル・サービシズの2018年売上は17%増で170億ドルになった。
 とはいえこれだけでは737 Maxを覆う陰鬱な空気を一変させるだけの迫力はない。ボーイングは同機で4,620機の受注残をかかえ、今後の売上を左右する大きな部分になっている。
 同社幹部はパリ会場で 737 Max 関連の質問を浴びる覚悟をしており、トラブル続きの機体制御補強システム(MCAS)でも多数の質問が出るだろう。ただし正式調査が続く中で簡単に答えが述べられる問題ではない。
ライオン・エア機の事故がまず発生してから同社は質問に積極的に答えていないが、MCASで批判が相次いでおり、またそもそもMCASの存在をエアラインパイロットに開示していなかった。連邦航空局も同機の型式証明交付で大きな批判の矢面に立たされた。
4月にごく短い記者会見を行ったムイレンバーグは悔恨の念こそ示したものの同社設計内容を擁護しさらにMCASはさらに高性能になると豪語。
 ボーイングはソフトウェア改良作業を完了しており、MCASはセンサー2基を利用し急な機種下げ入力を防止する。事故二件でこの現象が発生していた。問題は規制当局が新ソフトウェアをいつ承認するかだが、未定のままだ。
 他方でパリ会場で同社が民間機事業の発表を行うかも未定だ。会場で受注が実現するのは確実だが、737 Maxの新規受注は当然ながら失速状態にあり4月にもインドのジェット・エアウェイズの運行停止を受けて737で196機の受注を取り消している。
 一方で他機種でもボーイングの受注は低調でついに4月は新規発注がなくなった。787は受注残584機でヒット作のままだが、開発中の777Xでは思ったより受注が伸びていない。
2013年のドバイ航空ショーでお披露目された777X事業は予定通り今年中の初飛行でその後型式証明と初納入が待つ。777-9がまず登場しその後777-8が続く。
 777Xは新設計の複合材主翼、大型化した客室窓、客室の拡大、GEエイビエーションGE9Xエンジンが特徴でとくに同エンジンは民間機用で最大径となる。ダッシュ9は乗客425名を7,525カイリ(13,940キロ)はこび、777-8は375名で8,690カイリの性能となるとボーイングは発表。
 4月時点で777Xの受注は344機でうち281機が777-9となっている。発注エアラインには中東、アジアのグローバルエアラインのエミレイツANAキャセイ・パシフィックエティハドカタールエアウェイズシンガポールエアラインズに加えブリティッシュ・エアウェイズルフトハンザも名を連ねる。
 777Xは優秀な性能でA350には手強い競争相手になるとの見方が外部にある。特に長距離性能とペイロードは超長距離路線投入に最適だ。ただ産業ウォッチャーには777Xは時代の先に行き過ぎた機体との見方もある。ワイドボディ機の更新をすませたエアラインが多いこと。777-300ERの様な機体にまだまだ供用期間が残っていることを指摘する。
 777Xはボーイングの新型だが、もっと大きな疑問への答えが見えない。ボーイングの次代をひっぱる機体はどれか。ここ数年に渡りボーイングは200-270席双発で4千から5千カイリの性能のNMAが757後継機としてさらに生産システムの変換で大きな役割をにない次代の大型案件につなぎたいと述べてきた。大型案件とは737後継機であろうと関係者は見る。今年早々にボーイングがNMAに乗り気になっている兆候が出ていた。NMAの立ち上げ決定は今年中としても正式な事業開始は来年で路線就航は2025年となろう。
 737 Max事故、飛行停止措置でNMAにも不確実性が増えた。ボーイング幹部の口からNエチオピア機事故以来MAの話題はめっきり減っている。ムイレンバーグはNMAでは順調に進捗中とするものの優先順位はMaxであるのは明らかだ。「疑いなく最大の優先事項はMaxの運行再開だ。これにしたがい社内体制も対応しており、NMAは平行して作業する」
 ボーイングはその他にもブラジルのエンブラエルと共同事業の二案件を進めており、民間、軍用それそれだ。民生部門ではエンブラエルの民間機部門の80%を42億ドルで買収する。軍用機部門ではエンブラエルのKC-390輸送機の販売促進、開発を進める。両社は年末までに合意をまとめるという。■


2019年6月6日木曜日

三菱重工がCRJ事業を手に入れたい理由

Mitsubishi finalising deal for acquisition of CRJ programme


05 JUNE, 2019
 SOURCE: FLIGHT DASHBOARD
 BY: MAX KINGSLEY-JONES
SEOUL

https://www.flightglobal.com/news/articles/mitsubishi-finalising-deal-for-acquisition-of-crj-p-458714/


菱重工業はボンバルディアからCRJ事業の取得を今月のパリ航空ショーで発表すると見られ、同社の狙いはグローバル規模での足固めのようだ。
 同社は50-100席程度のCRJリージョナル機をめぐり交渉中であると認めつつ、決定事項ではないとし協議内容に触れていない。
 FlightGlobalでは三菱重工は交渉の最終段階に来ておりパリ航空ショーで発表すると見ている。実現すればボンバルディアは民間航空機事業縮小に向かい、同社はビジネス機事業は残す。
 三菱はMRJリージョナル機の製造に向かいつつあり、CRJのライバル機になる。ボンバルディアと三菱はCシリーズの型式証明とグローバル7000の産業秘密をめぐり紛糾中である。
 三菱はボーイングにMRJのカスタマーサポートの委託契約を交わしている。有効期限10年間の同契約は2011年に合意形成したが等のボーイングは三菱のライバルであるエンブラエルと提携しており、関係者にはボンバルディアCRJ事業の譲渡で三菱重工は独自に世界規模のサポート体制構築が可能となるとの見方がある。■

コメント なるほどボーイングがエンブラエルを手に入れる中で現行契約の満了日までに独自の世界規模サポート体制を構築するのが三菱重工の狙いなのですね。しかしこれは肝心の販売機材がしっかりしてのことでしょう。CRJに大型規模をMRJは70に特化して棲み分けを図るのでしょうか。しかし、日カナダで事業を統括する能力が三菱重工に有るのか、ボンバルディアが手放す理由に赤字事業になっていることもあり普通の判断だと手を出しにくいはずなのですが。今後の推移が注目されますね。

2019年6月5日水曜日

三菱重工は赤字のCRJ事業をボンバルディアから買収して勝算があるのか

Bombardier in talks to sell its last commercial jet business to Mitsubishi ボンバルディアは三菱重工へ最後に残るジェット機事業売却を交渉中

The CRJ regional jet once produced the bulk of Bombardier’s revenue, but now it’s losing money CRJリージョナル機事業はボンバルディアの収益の大部分を稼いでいたが今は赤字事業

ボンバルディアは今年1月にCRJの売却含め「あらゆる戦略的選択肢」を模索中としていた。.Bombardier Inc
Bruce Einhorn
June 5, 2019
9:06 AM EDT
菱重工業ボンバルディアInc.のCRJリージョナルジェット事業の買収を狙っていることが判明した。
Air Currentが買収交渉の進行を報じたのを受け三菱重工は買収は決定事項ではないと声明文を発表した。Air Currentは6月17日より開催のパリ航空ショーで発表の可能性があると報じた。
ボンバルディアは三菱重工と交渉中と認め、合意形成にむけ同社トップが検討中とするが、成約の保証はできないと述べた。ボンバルディア(本社モントリオール)はリージョナル機で世界第二位の規模を誇る。
合意に至れば三菱重工はエンブラエルの民間機製造への最大の挑戦者となる。エンブラエルはボーイングに吸収される途中にあるが、三菱重工にはジェット機製造のトップグループにのぼりつめたいとの長年の願望が実現する。
三菱もMRJで独自にリージョナル機の製造をめざすがフライトテストの失敗や経費超過に長年苦しんでいる。昨年は米系エアラインが40機を一挙発注取り消しした。
リージョナル機材は小型のため乗客数もナローボディ機のボーイング737やエアバスSEのA320より少ない。CRJの最大型でも乗客数は100名をわずかに超える程度だ。
ボンバルディアの事業売却は同社に残る民間航空事業の整理となり一つの時代の終焉となるとAir Current は報じた。同社は不採算のCRJ事業の売却先を昨年以来模索していた。
CRJはかつてはボンバルディアの稼ぎ頭だったが、鉄道車両事業やビジネス機事業にその座を明け渡していた。世界各地でCRJはおよそ1,500機が稼働中だ。■

With assistance from Masatsugu Horie and Oliver Sachgau


2019年6月4日火曜日

JALはマレーシア航空との協力拡大を図っている模様

JAL eyes deeper ties with Malaysia Airlines 
マレーシアエアラインズとの提携拡大をめざすJAL


02 JUNE, 2019
 SOURCE: FLIGHT DASHBOARD
 BY: ELLIS TAYLOR
 SEOUL
https://www.flightglobal.com/news/articles/jal-eyes-deeper-ties-with-malaysia-airlines-458633/


本航空マレイシアエアラインズとの協力関係をさらに拡大する意向でワンワールド加盟ながら苦境にあるマレーシア側への増資の可能性がある。

両社は合意形成したばかりで日本マレーシア路線で規制当局に共同事業の申請中だがJAL社長赤坂祐二はさらに大きな期待があるという。赤坂は将来は日本から米国さらにマレーシアからアジア各地へと路線延長したいという。

さらにマレーシアエアラインズへの資本参加も赤坂は示唆したがすぐにも出資するつもりはないようだ。

赤坂はマレーシアエアラインの再建への道どりには日本航空の2010年倒産とその後の再建と重なるものがあるとも述べている。

「マレーシアエアラインズの現状は日本航空の倒産後の道のりと類似しており、両社には合い通じるものがありお互いに助け合えるのではないかと見ている」

だがマレーシア首相マハティール・モハマドからは同社への対応として運行停止も含め政府が検討中との発言が以前にあった。

そんな脅かしにもかかわらず赤坂はワンワールド加盟の同社の長期的見通しを信じているという。「マレーシアエアラインズの今後には大きな可能性があると見ています」■

2019年6月1日土曜日

MRJで何が起こっているのか---三菱航空機は国内報道を否定しパリ航空ショーで正式発表すると言うが

Aviation Daily

Mitsubishi Aircraft Stands By MRJ90 As Priority Version

三菱航空機はMRJ90を中心商品に堅持

May 30, 2019Bradley Perrett | Aviation Daily
高温環境テストでアリゾナ州メサに展開したMRJ90 Credit: Mitsubishi Aircraft

菱航空機はMRJ大型版の重要性を再度表明した。同社が小型版に軸足を移すとの報道への対応。
MRJは「スペースジェット」に改称され一部を米国内生産に切り替えるとの記事が日経新聞に掲載された。
三菱航空機はAviation DailyにMRJ70の改修を進めると2018年11月に語っていた。同型のほうが市場要求への対応が優れるとしていた。今回は5月になり同型のストレッチ改修案が現実味を帯びてきたと語り、詳細は間もなく発表すると同社が述べている。
日経記事では同社は改修型MRJ70に中心を移すとある。
「当社の中心事業に変化はない」と三菱航空機広報はこれに論評。「MRJ90が当社の基盤であり今後も最高優先順位である。型式証明に向け順調に進んでおり、2020年中頃に初号機を引き渡す」
MRJ90は全席エコノミーで乗客88名を想定するが米大手エアラインが業務委託するリージョナル路線で運行ができない。総重量がパイロット側との協約で定めた上限を超えるためだ。
MRJ70の開発はMRJ90から一年遅れているが全席エコノミー仕様で76名を運ぶ。これだとスコープクローズと呼ばれる組合との労働協約でも運行が可能だ。
だが同機の開発を統括するアレックス・ベラミーからは5月に市場は各クラス混合で76席機を求めていると述べ、MRJ70をストレッチする構想を紹介した。ベラミーは改修型にはMRJ70の名称はつかないとも述べた。
三菱航空機はMRJ70の定格寸法を全長33.4メートル (109.7 ft.) とし2クラス仕様で横3席のビジネスクラス9名含み69名を収容できるとする。これを2クラス76名にすると全長35.8メートルのMRJ90と大差なくなる。MRJ90はビジネスクラス9名、エコノミー72名と同社は説明。
日経新聞によれば三菱航空機は米国内サプライヤーによる一部部品供給に切り替えコストダウンを狙い「米国内生産も検討している」とある。だが何を生産するかは言及してない。
各記事に対し三菱航空機広報は「記事は当社発表内容に基づかず当社のグローバル戦略も反映していない。正式発表はショー会場で出す」と6月17日開催のパリ航空ショーに言及した。
だが同広報MRJ90の引き渡し開始2020年との発言は遅れに遅れた同機開発日程にこれ以上の遅延はないとするものだ。本格開発が2008年に始まったが、遅延は計5回7年相当にのぼる。
MRJ70の引き渡し開始は2021年予定のままだが同社からは昨年11月時点でMRJ70試作型のフライトテストの開始時期は2022年時点の市場動向に左右されるとの発言もあった。
MRJはプラット&ホイットニーPW1200Gを搭載し、ライバルのエンブラエルE2とほぼ同じエンジンだ。MRJの機体生産は同社親会社の三菱重工業が大部分を担当している。
同機はまずANAに引き渡される。■


2019年5月19日日曜日

MRJ70の設計変更は米リージョナル機規制の継続を見込んでのものか

Mitsubishi MRJ70 redesign nicknamed 'The Concept'

三菱MRJ70は設計変更されニックネームは'The Concept'に

17 MAY, 2019
 SOURCE: FLIGHT DASHBOARD
 BY: TOM RISEN
 WASHINGTON DC
https://www.flightglobal.com/news/articles/mitsubishi-mrj70-redesign-nicknamed-the-concept-458279/

菱航空機はMRJ70を再設計しエアライン業界の座席数・機体重量制限に対応させる。同社幹部はこれを“The Concept”と呼んでいる。ただし米国でスコープクローズが変更されれば乗客数を増やす余地は残す。

同社幹部は同機の最新状況についてこのたび竣工したワシントン州レントンの新米本社で5月10日報道陣に語った。アレックス・ベラミーMRJ開発責任者はこれまでのMRJ70に代わる"The Concept"は「規制に準拠しつつ規制に制約されない」と語った。

「これまでの作業でMRJ70は改良された」とし「奇をてらった策は追求していない」とベラミーは発言。

業界関係者にはMRJ70を「MRJ76」と呼び同機の座席数に言及する向きがある。

同社は6月のパリ航空ショーに期待を寄せる。MRJ90は米連邦航空局や日本の航空局関係者を乗せテスト飛行に忙しい。

テスト飛行で機材は忙しい。三菱航空機は2019年はパリ航空ショーに出展するが飛行展示の予定はなく一機を地上展示するという。

同機は日本でYS-11ターボプロップにつぐ旅客機となる。 FlightGlobalは今年のパリ航空ショーでMRJ90の記事を配信する。■

コメント MRJ70でどこが変わったのかちっともわかりませんが、MRJは米国のスコープクローズによるリージョナル機規制の緩和を期待していたはずですが、まだ実現していません。各国に規制緩和を働きかける米国ですが紺屋の白袴というところでしょうか。航空ショーの折角の機会なのに飛行展示しないというのはどうでしょうか。実績がないからこそもっとアピールすべきでは。慎重さも三菱重工流なのでしょうか。

2019年5月1日水曜日

マレーシアエアラインズとJALが共同事業を両国規制当局に申請中


レーシアエアラインズ日本航空との共同事業提案の認可を規制当局に申請している。
マレーシア航空委員会からの公告によれば共同事業で両社は両国間路線で旅客便の運航スケジュール、機材、営業、売上見込で調整を進めるとある。
両社による申請では共同事業により「利用客とあわせ経済効果も大きくなり両社の路線網を活用する形で双方ともに営業効率も上がる」との見込みを提示していた。
ワンワールド加盟の両社に規制適用の除外が認められても、強力な競合関係が直接間接に「両社に影響を引き続き与える見込み」という。
Ciriumデータベースを見ると5月のマレーシアエアラインズは両国間路線で50,044座席を提供する予定になっており、トップを行くエアエイジアXの70,499座席に追随する形になっている。JALは11,904席のみの提供でライバルのANAの30,544席に遠く及ばない。
提案はマレーシア航空委員会、日本の国交省の認可を得る必要があり、認可がいつ下りるか不明だ。
マレーシア側は5月27日までの期限で提案内容へパブリックコメントを募集している。

JALも並行してハワイアンエアラインズ中国東方航空との路線共同事業の認可を待っている。■

お知らせ

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