Credit: Boeing
ボーイングは自発的一時解雇で追加を募集する。対象は商業機、MRO事業および管理部門で同社CEOが社内通知で発表した。これは今後数か年にわたり需要が縮小することに対応しての業務調整の一環。
「現在の市場需要で当社の雇用を支えられればよいと思う」「しかし、残念ながら新しい現実に合わせるため二は一時解雇が必要で、ゆくゆ
く成長路線に復帰するため現在の流動性と業界での位置を守っておく必要がある」(CEOデイビッド・カルホーンが従業員向けに発出したメッセージから)
最新の措置でボーイングは当初の予定より1割多い雇用調整を行うことになる。ただし、カルホーンによれば、今年後半に予定していた指名一時解雇の規模を下げるという。ボーイング・ディフェンスアンドスペースの社員は自発的一時解雇の対象外となっている。
ボーイングの社員数は2019年末で161千名だった。COVID-19のパンデミック状態と経済下降により航空宇宙産業ならびにMRO部門では数万名の社員が削減されており、これと別に一時解雇が見られる。米エアライン業界では数千名の整理が始まっているが、10月までに連邦政府支援が追加されなければその倍の整理が必要となるとみている。■
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