2020年3月7日土曜日

ブームの超音速旅客機への実証機XB-1の初飛行予定が遅れる

Boom’s XB-1 Supersonic Demonstrator Slips Into 2021

Graham Warwick March 05, 2020

XB-1
Credit: Boom Supersonic

ームスーパーソニックの同社がめざすマッハ2.2のオーヴァーチャア旅客機の三分の一大の実証機XB-1はについて、初飛行が2021年中頃に変更となった。同社CEOブレイク・ショールが米商業会議所主催の航空サミットで明らかにした。
ジェネラル・エレクトリックJ85三基を搭載するXB-1は今年初飛行と期待されていた。最終組立はデンバーセンティニアル空港にある同社施設で進行中で、今年夏に完成するとショールは述べた。ロールアウト後一年かけ地上テストを行うという。
同社はフライトリサーチ社と共同でXB-1を運用し、フライトシミュレーター、非呼制御室をモハーベ宇宙空港(カリフォーニア州)に設置の上、超音速飛行はモハーベ砂漠上空の特別空域で行う。
XB-1のフライトテスト全体はカーボンニュートラルで持続可能航空燃料(SAF)と廃棄ガス抑制効果を組み合わせる。ブームはSAF85%混合でJ85エンジンを地上運転している。
ブームは同機を55-75席のオーヴァチュアに発展させ、2020年代中ごろの初飛行、2020年代末の路線就航を目指している。
他方でエアリオンはマッハ1.4超音速ビジネスジェットAS2の初飛行を2024年にめざしていると同社CFOマシュー・メジアが同サミットで明らかにした。テスト機材5機を制作し、うち一機はSAFのみで飛行させる。エンジンはGEアフィニティ超音速ターボファン三基で、2026年末の運用開始をめざすという。■

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