Boeing 787 Charleston facility
Credit: Sean Broderick/AWST
ボーイング787向けに下部協力企業が製造しレオナルド経由で納品されたチタン製部品がボーイング設計基準に適合せず、再加工が必要となっている。ボーイングが10月14日に発表した。
問題の部品は床面のビームとフレイムをつなぐ部分、ブラケット、クリップ等で、内部に詳しい筋がAviationweekに明らかにしてくれた。すべてイタリアのManufacturing Processes Specification S.r.l. (MPS)社が製造しており、レオナルドの契約企業だ。レオナルドは787中央部セクション44、46のほか水平安定板部品を担当する。問題はレオナルドが見つけ、ボーイングに通報してきた。
「サプライヤーから連絡を受け、787部品の製造が正しくないと知らされた」とボーイングは発表、「社内調査を続け、稼働中の機材の運行上で今直ちに安全の障害となることはないと判明した。今後納入する機体では引渡し前に再加工を行う。運用中の機材の処置については社内審査手続きおよびFAAと確認の上可否を決定する」
レオナルドも問題を認識し、MPSとの契約を解消した。
「レオナルドからは問題はMPS社が原因であると連絡が入った。同社はボーイングが協力企業として認定したものである」「同社には検察が捜査を入れている。レオナルドが損害を受けた形で、今回の事態で発生する損害費用の責は負わない」
現時点でMPSが他社にも不適合部品を供給していたかは明らかではない。エアバスに問い合わせをしたが、まだ回答がない。■
Non-Conforming 787 Titanium Parts Flagged By Leonardo
Sean Broderick October 14, 2021
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